らくがき帳

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さらに北上を続けて青森県に入り、ようやく『十二湖』へ到着!

今回も、物産館『キョロロ』の有料駐車場に車を停め、青池方面への散策路を徒歩で進んでいきます。

緑豊かで気持ちの良い道なのですが、そのぶん虫も多いので、虫除けスプレーなどで完全防御することをおすすめします(汗) (←いつの間にか謎の虫に3ヵ所も刺された人)

自然を堪能しながらしばし進むと、「青池」の看板がありました。

そして目の前には、驚くほどに美しく輝く青色の池が!

天気は見事なまでに快晴、そして時刻は11時45分。ちょうどこの時期の太陽の南中時刻(太陽が一番高い位置に来る時間)と、ぴったり同じ時間ですよ!

さらに、一年のうちで太陽の南中高度が最も高くなる「夏至」の日が、わずか6日後(6月22日)に控えているので、一年の中で最も多くの直射日光が池に降り注ぐ、まさに「完璧な状態の青池」を見ることができたと言えます!

予想以上の池の青さに感動していると、観光客数人を連れたガイドさんがやってきて、青池についての詳しい説明を始めました。

ちょうどこの場にいたのも何かの縁、ということで、私やその場にいた別の観光客の方々にも、青池に関する考察が書かれた資料を渡してくれました(笑) ありがたいことですよ。

説明によると、「青池の水の色は無色透明なのに、なぜこんな風に青く見えるのか」という理由は、数年前までよくわかっていなかったそうですが、その後の研究で、青池の水の中には 「カオリナイト」という珪酸塩鉱物が含まれていて、その成分が太陽光の中の青い光を散乱(レイリー散乱)させるので、池の水が青く見えるということがわかったそうです。

ちなみに、空が青く見えるのも、大気に含まれる微粒子でレイリー散乱が起こっているからなのだとか。なるほど、勉強になりますな。

日の光がまっすぐ差し込んでいるので、池の底の倒木や、池を泳ぐ魚の影をはっきり見ることができます。時折魚がパシャッと跳ねて、水面に小さな波紋ができるのも面白いですね。

今から考えると、一昨年の池の青さ程度で満足している場合じゃなかった(汗) これですよ!この青い輝きこそが、まさに青池の真骨頂ですよ!!

あまりの美しさの前に、気が付いたら1時間ほどその場にとどまって、青池をずっと眺めておりました。他の観光客はだいたい5~10分ぐらいで池を後にしていますが、私は飽きずに半日ぐらい池を眺めている自信があります(笑)

こんなに綺麗な青池を見る事ができて、本当に良かったですよ。機会があればぜひまた訪れたいと思います。

 

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