らくがき帳

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6月24日(日)

男鹿市北浦の雲昌寺で今年もあじさいが咲き始めたというので、「雲昌寺のあじさい」を見に行ってきましたよ。今年の観覧期間は6/9から7/22までで、期間中は境内で 和菓子やドリンクなどが販売されているそうです。

お寺の付近に無料の臨時駐車場がいくつかあるので、まずはそこに車を停めて入り口へ向かいます。坂道を登っていると、こぼれ落ちそうなほどのあじさいの群生が見えてきました。

一昨年訪れた時は、あじさいが見事だと話題にはなっていたものの、混雑っぷりはそんなにひどくはなかったのですけれど、昨年「日本の絶景2017ベスト絶景」に選ばれて、テレビや雑誌などでも取り上げられるようになったためか、今ではすっかり有名な観光スポットになりましたよ。

一昨年は無料で観覧できましたが、今年は1人300円の協力金を払うシステムになっており、境内は大勢の人でひしめきあっていて、皆インスタ映えする写真を撮影しようと一生懸命になっておりました。

男鹿が賑わうのは良いことなんですけど、一昨年のように、境内でのんびり日向ぼっこする猫に癒されたりしつつ、ゆっくりとあじさいの花を鑑賞できた環境が無性に懐かしい…(遠い目)

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そんな複雑な思いはさておき、協力金を払って境内へ。

山門へと続く道の両脇には、土手に沿うようにして、真っ青なあじさいの花が一面に植えられています。

土手は人の背丈よりも高くて、近くで見るとまさにあじさいの壁!

山門の阿吽像とあじさいの花。

真っ青なあじさいの群生の中に、ポツンと一輪だけピンクのあじさいが咲いていました。

入り口付近のあじさいはちょうど見頃でしたが、小高い場所にある本堂付近のあじさいは、まだ緑色のものが目立ちます。これから見頃を迎えると、あたり一面が真っ青なあじさいで包まれて、まさに「絶景」と呼ぶにふさわしい風景を楽しむことができますよ。

境内にはババヘラアイスのパラソルが立っていて、期間限定の「ババヘラあじさいアイス(300円)」を販売していました。

通常のババヘラアイスはイチゴ&バナナ味ですが、ここで売っているのはラムネ&ブルーベリー風味で、色もあじさいにちなんだ青と紫色になっています。

早速購入してみました。ラムネ部分は爽やかな風味で、夏にちょうどいい感じ。ブルーベリー部分はほんのりとブルーベリーの風味を感じます。普通のババヘラとはまた違った味わいで面白いですね。

境内にはお休み処が設けられていて、和菓子や飲み物などを販売しています。野点傘の後ろには青いあじさいの花。そしてそのずっと向こうには日本海の水平線が見えます。なんとも風情がありますな。

抹茶やコーヒー、りんごジュースなどもありますが、「あじさいティー(400円)」が気になったので購入。

これは「バタフライピー」というハーブティーの一種で、鮮やかな青紫色をしているお茶なのです。

このお茶には不思議な特性がありまして。付属のレモン汁を中に注ぐと…。

レモン汁がたまった底の方が、赤紫色に変化しました!

マドラーで混ぜると、全体が赤紫色になりました。科学の実験みたいでなんとも不思議。

実はバタフライピーには、アントシアニンの一種であるデルフィニジンが含まれていて、それがレモン汁の酸性と反応すると、赤紫色に変化するのですよ。

ちなみに味の方は、お茶と言うよりも「レモン水」にかなり近いですね。喫茶店とかで水のかわりに出てくる、あのレモン水の味がしました。

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その後は境内を散策。以前はなかった「竹林の小路」という通路が整備されておりました。

短い遊歩道ですが、真っすぐ伸びる竹林の間を散歩することができますよ。

境内のあちこちには、よく見るとこのようなハート型の石が置かれています。

これはお寺の副住職が今年から設置したもので、全部で7個隠されているそうですよ。

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先ほどの野点傘の横から細い小路に入っていくと、そこにはあじさいがたくさん植えられている庭があります。

奥の方にある見晴台から眺めてみると、そこはあたり一面、青いあじさいの海!なかなか見事な光景です!

あじさいはこれから見頃を迎えるし、7/1には男鹿市船川港に「道の駅 おが」もオープンするので、この夏は男鹿観光をしてみるのも良いかと。

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