ガイア幻想紀


タイトル ガイア幻想紀
ハード SFC
ジャンル A・RPG 
発売日 1993/11/27
容量 16M
定価 9,800円(税別) 
開発元 (株)クインテット
発売元 (株)エニックス

  


●STORY

大陸南端にあるサウスケープの町。
幼いころ、冒険者である父とともに伝説の遺跡・バベルの塔におもむき、たった一人だけ生還したという過去を持つテムは、この町で祖父母と友人とともに暮らしていた。

そんなある日、テムはエドワード城を抜け出してきた王女カレンに出会うが、カレンはあっという間に城に連れ戻されてしまう。

その翌日、テムはエドワード城の王から「水晶の指輪を持って城までくるように」との召集を受けて、城に向かう。

しかし、その「水晶の指輪」に心当たりのないテムは、謁見するうちに王の怒りをかい、わけがわからないまま牢獄にとじこめられてしまう。
そのとき、彼の心に父オールマンの声が響いた。


●感想

私がスーパーファミコンを買ったときに、本体と一緒に買って帰ったゲームです。
数あるゲームの中から『ガイア幻想紀』を選ぶとは、すごいぞ自分!

そんな個人的な思い出はともかくとして、このゲームは、まさに心に残る「名作」です。

古代遺跡を舞台にしたストーリーは、時に楽しく、時に切なく、一つ一つのセリフが哲学的ながらも説教っぽくなることなく、全体を通して独特の雰囲気を持っています。
これは、クインテットのゲーム全てに共通して言えることですが。

アクションRPGながら操作は難しくなく、割とすんなり思った通りに行動することができます。

更に「経験値制ではない」ので、ストーリーを追っていけば自然な流れでレベルアップしていきます。

主人公であるテム自身と、変身後の姿であるフリーダン、シャドウの能力を使い分けて、様々な謎を解いていくわけですが、この謎解きも難しすぎず、かといって簡単すぎない絶妙なバランスなので、ストレスなく さくさくと進みます。

風になびく髪や炎、聞こえてくる音楽や水の流れる音をヒントに、五感をフルに活用しながらの謎解きは、頭を使いますがすごく楽しいです。

クリアした後も、赤い宝石を全部探してみたりと、ついついやりこみたくなるゲームです。
ぜひ一度、このシナリオを体感してください。おすすめです。

(2001/01/29)


●追記

よくゲームタイトルを「ガイア幻想記」と書き間違えられている姿を見かけますが、正しくはガイア幻想「紀」ですのでお間違えなく。

「グランストリーム伝紀」もよく「伝記」と書かれてしまうという、ある意味仲間と呼んでもいいくらいタイトルを間違われやすいゲームですね。
字面的には「紀」の字は好きなんですが、確かに紛らわしいのかも。


ガイア幻想紀

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