グランストリーム伝紀
タイトル | グランストリーム伝紀 |
ハード | PlayStation |
ジャンル | A・RPG |
発売日 | 1997/11/06 |
定価 | 5,800円(税別) |
開発元 | (株)シェード |
発売元 | (株)ソニー・コンピュータエンタテイメント |
●STORY
今よりも歳月をさかのぼること百年。
魔導帝国軍と精霊同盟軍との間で争いがまきおこり、いつしか戦禍は、双方とも引き返すことも、戦局を決することもできないままに拡大していった。
その戦いの中、魔導帝国軍は、禁断とされた「超・魔導兵器」の封印を解き放ち、精霊同盟軍を地脈もろとも壊滅させた。
しかしそれは、地殻の大変動を誘発することとなる。
地軸は傾き、極点の氷は融解。世界はすべて海の底へと沈んだ。
しかし、この滅亡の危機をあらかじめ予見していた四人の賢者がいた。
彼らは魔法制御塔「エアリム」の力を借りて、シルフ、アクアス、バーニン、ガイナードの四大陸を空へと浮上させた。
それから百年。
生き残った人々はその大陸で生活をし、年に一度、賢者の血を引く者による儀式でエアリムから力を引き出すことによって、四大陸の浮上力は維持されていた。
しかし、魔導帝国軍の再興がうわさされはじめ、それと時を同じくして、賢者の子孫たちが次々と失踪。
浮上する力を得る方法を失った四大陸は次第に降下をはじめ、世界は再び終末の危機にさらされることとなるのであった…。
●感想
グランストリーム伝紀は(株)シェードとの共同制作ですが、シナリオはあの『天地創造』などでおなじみの宮崎友好さん。
伝説の魔導器である『セプター』を持つ主人公のリューンを中心に、過酷な運命が展開されていきます。
基本画面は主人公を真上から見下ろした視点、というちょっと変わったスタイルです。
戦闘システムは、敵と接触すると、その場所に対応した3Dのバトルフィールドで1対1で戦う、リアルタイムアクションです。
操作感も違和感がないのでストレスなく戦えますし、ストーリーのところどころでは、完成度の高い2Dフルアニメーションも見ることができます。
またこのゲームには『セプターフォースシステム』という特殊なシステムがあり、戦闘中に『ノーダメージで敵を倒す』『アイテムや魔法を使わない』などの条件を満たすと、戦闘終了時に『セプターフォース』がもらえます。
このセプターフォース、すぐに開封すると微額のお金やアイテムが入っているのですが、開封せずに、引き続き条件を満たした戦い方を繰り返すことでセプターフォースのレベルが最大8段階まで上昇し、開封すると、そのレベルに応じたアイテムやお金がもらえます。
もちろん普通に戦ってもいいのですが、セプターフォースでしか入手できないレアアイテムもあるので、条件を満たすのは難しいにも関わらず、思わずチャレンジしてしまいます。
(2002/01/08)
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