天地創造
タイトル | 天地創造 |
ハード | SFC |
ジャンル | A・RPG |
発売日 | 1995/10/20 |
容量 | 32M |
定価 | 11,800円(税別) |
開発元 | (株)クインテット |
発売元 | (株)エニックス |
●STORY
その星は、生まれて46億年という年月の間、 大いなる2つの意思によって進化と衰退をくり返していた。
表の顔、ライトサイドの意思で道具を使う生命が生まれ、 新たな技術が作られていく。
また裏の顔、ダークサイドの意思でひずみが生まれ、 その犠牲者が出る。
人類は2つの意思それぞれを 「神」と「悪魔」という名で呼んだ…。
●感想
SFCでは最後のクインテット作品となる天地創造。
いまだに根強いファンがついていることが物語っているように、壮大で重厚なシナリオは、プレイした人に確実に「何か」を残してくれます。
アクションRPGですが難易度は高くなく、操作も単純明快。
謎解きもバランスがうまく取れているので、 安心してストーリーを楽しむことができます。
物語は、主人公の少年「アーク」が、ちょっとした好奇心から地下室の箱を開けてしまい、不思議な生物の「ヨミ」と出会ったことから始まります。
滅びた地表を少しずつ復活させ、生命を導いていくうちに、次第に明らかになっていく真実。
今まで関係ないと思っていたそれまでの出来事が、複雑につながっていく終盤の展開。そしてエンディング。
このシナリオには、はっきりいって衝撃を受けました。
同じ時期に「聖剣伝説3」や「ドラゴンクエスト6」が発売されてしまったために、販売数、話題性共につぶされてしまった感がありますが、天地創造はそこらのRPGとは確実に一線を画しているので、プレイしないでいるのはもったいないです。
地表復興シーンのきれいなCGムービーと、心に残る音楽。そして、純粋に感動できるシナリオと世界観。
他に類を見ない、完成度の高い作品です。
(2001/01/27)
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