河川敷を後にし、今度は駐車場の近くの「北会場」へ。こちらでも焚き火のそばで火振りかまくらが行われていました。
会場の端には、わらで出来た大きな「天筆」が設置されています。数メートルもあるこの大きなわらの塔に火をつけ、門松やしめ飾りなどと一緒に燃やすのですよ。
近くのテントでは、地元の住民の方々が大勢集まって談笑し、除雪で出来た雪山に子供たちがよじ登ってワーワー大騒ぎしていました。
河川敷の4会場はどちらかというと、観光客を意識したアットホームな雰囲気でしたが、この会場は「地元民の地域行事」といった雰囲気ですね。火振りかまくらは地域に伝わる小正月行事なので、おそらく、33ヶ所の各会場はそれぞれ規模も雰囲気も異なるのではないかと思われます。
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町のあちこちには、雪で出来たとうろうや ミニカマクラなどがありました。
暗闇の中にろうそくの明かりが揺らめいている様子は、なかなか風情があります。
15日までの期間中、武家屋敷の「岩橋家」がライトアップされていました。秋田県指定文化財に指定されている建物で、映画「たそがれ清兵衛」の撮影に使われた場所でもありますよ。
今回初めて「火振りかまくら」を見ましたが、会場を照らし出すオレンジ色の炎がとても綺麗で印象に残りました。そして火振りかまくらを実際に自分の手で回すというのは、なかなか面白い体験でしたよ!
機会があればぜひまた来年も、火振りかまくらを見に来たいと思いました。