らくがき帳

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6月21日(土)

TOHOシネマズ秋田で上映している「ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版」を見に行ってきました、そんなりあですこんにちは。

これは1954年に製作された初代の「ゴジラ」を、デジタルリマスター版にしてリバイバル公開したものなのですよ。

私はゴジラの映画を今まで1回も見たことがない (1998年のアメリカ版ゴジラだけは見たことあるけど、あれはゴジラとは別物になっている模様)なので、今回初めて見たのですが、面白かったです。怪獣映画というよりも、ヒューマンドラマなのですね。

製作されたのが太平洋戦争のわずか9年後ということもあってか、ゴジラによって火の海にされる街や逃げ惑う人々、野戦病院と化した病院、家族を失った人たちの様子が妙に生々しく描写されています。今見てもこんなに心に刺さるものがあるのに、戦争や空襲が心に大きな傷跡を残していたあの時代に上映された時は、相当インパクトがあったのではないでしょうか。

広島や長崎の原爆、ビキニ環礁の水爆実験などに対する強いメッセージも込められているので、映画を見た後に「人間」そのものについて色々考えてしまいました。

この映画が60年たった今でも名作と評価される理由がよくわかるなーとしみじみ思う、そんな作品でした。

 

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