らくがき帳

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奇石である「茣蓙(ござ)の石」を過ぎたあたりで、何気なく遊歩道の脇を見ると、岩肌から水が湧いていて 「若返の水」と書かれた看板がたっていました。

 

ひしゃくも備え付けられているので、さっそく飲んでみましたが、冷たくておいしかったです。なんとなく若返ったような感じがしますな。

遊歩道を進んでいくと、つり橋やトンネルが何箇所もありました。つり橋からの眺めはなかなか見事ですが、人が通るとゆらゆらと揺れるのでスリルもありますね。

 

カーブを描いた長く暗いトンネルは、人が通りかかると明かりがつく仕組みになっているのですが、その明かりが本当に「ほんのり」といった感じなので、鳥目の人は注意深く進んだ方がいいかもしれません(汗)

(↑これで、明かりがついている状態です)

探検隊気分を味わいながら真っ暗な岩のトンネルを奥へと進んでいくと、ゴーゴーという大きな水の音が聞こえてきました。

抱返り渓谷の一番の見所である「回顧(みかえり)の滝」です!

 

高さ30メートルもあるこの滝は、近くで見るとかなり迫力があります。何度も振り返って見たくなるところから 「回顧の滝」という名前が付けられたのもわかりますね。

滝を過ぎて少し進むと、「抱返り休憩所」への道がありました。細くて急な階段を登っていくと、岩場の上に休憩所があり、そこから回顧の滝を眺めることができます。

座って一休みするのにちょうどいい場所ですが、休むためには階段を登らなければならないというジレンマ(謎)

休憩所の方へ登っていかず、遊歩道をまっすぐに進むと 岩場の上に「飯村少年殉難の碑」があります。そこから先は土砂崩れのために通行止めになっていました。

 

実は抱返り渓谷は 「平成18年豪雪」の影響で土砂崩れが起こったために、2年間遊歩道全体が通行止めになっており、今年の9月末にようやく駐車場からこの場所までの工事が完了して、遊歩道を散策することができるようになったのですよ。

ここから先には「百尋(ひゃくひろ)の滝」や 「善知鳥(うとう)の中島」「サルヘグリ」などの見所があるのですが、遊歩道修復には莫大な費用がかかることを考えると、この先の道が通行可能になるためには、かなりの時間がかかるのではないかと思われます。

 

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