らくがき帳

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うろ覚えの地図を思い出しながら、まずは桧木内川方面へ。ここの河川敷に4つの丁内が集まって、火振りかまくらを行うそうなのですよ。

確かお花見の時には、大型バス駐車場の裏のあたりから川沿いの土手に行けたよなーと思い、ダメ元でそっちの方向に向かってみたのですが、そびえ立つ雪の壁に行く手をさえぎられました(汗)

「やっぱりダメだったなー」と思いながら、来た道を引き返そうとしたら、私のすぐ後ろをついてきていた観光客のおばちゃんに 「…あれ?こっちが正しい道でいいんですよね?」と、うろたえられてしまいました。

す、すみません、私も迷っているところでして!(←非常に申し訳ない心境)

とりあえず「あっちの方に火振りかまくらの明かりが見えるので、一旦駐車場から出て、歩道を橋の方にまっすぐ行けば会場に着くと思います」と案内してみました。火振りかまくらはなかなか難易度が高い祭りですな(←違)

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歩道を南に進み、横町橋のたもとに行ってみると、橋の上に観光客の方たちが数十人ほど集まっていました。そこから河川敷を見てみると、焚き火がいくつも並んでいて、火振りかまくらをやっている人たちが見えましたよ。どうやらここが4丁内の会場で間違いなさそうです。

土手の上の道をさらに進むと、階段のところが除雪されていて、そこから下の河川敷に降りることができました。4つの丁内のうち、とりあえず七日町の人たちのところに近づいてみることにしましたよ。

これが火振りかまくらに使う「炭俵」です。ススキを乾燥させた茅を手作業で編んで作った物で、主に中川地区の方々が作っているとのこと。

俵の先には1メートルほどの長さの縄が付いています。この先端を手で握り、火をつけた俵を自分の体の周りで勢いよくグルグルと振り回すのが「火振りかまくら」という行事なのですよ!

燃える俵は、火の玉とかいうレベルではなく、もはや「炎の塊」そのものです!近くで見ているだけで炎の熱気が伝わってきますね。

大きく弧を描くこの炎の残像が、まるで闇の中に浮かぶ巨大な炎の輪のように見えます。

余談ですが、普通にカメラのシャッターを押すと静止画像になってしまうので、上のような「炎の輪」が出来上がった写真を撮るためには、カメラのシャッタースピードを遅くする必要があります。

しかし私の使っているデジカメはシャッタースピードを変更できない(ISOを変更してもダメだった)ので、今回は友人が撮影した写真を貸してもらいました。見事な炎の輪っぷりでうらやましいですな。

 

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