らくがき帳

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さて、今回一番気になっていたのが、この「地震体験車」なのですよ!

トラックの荷台の部分が小部屋になっていて、地震を再現した揺れを体験できるのです。ちなみにベースになっている車は三菱キャンサーでした。

今回は1983年5月26日に発生した、秋田県能代沖を震源とするマクニチュード7.7の地震である「日本海中部地震」の揺れを再現しているとのこと。

私は当時男鹿市に住んでいたので、本物の地震を経験しているし、当時の記憶も多少あるのですが、実際あの時はどのぐらいの揺れだったのかを、今回体験してみることにしましたよ。

小部屋のイスに座ってしばし待っていると、まずはカタカタカタ…と床が小刻みに揺れだしました。壁にかけられたモニターの中では、天井の電灯や床の家具などが左右に動いています。

その数秒後、揺れはどんどん激しくなり、「ガチャン!ガチャン!ガチャン!」という大きな音とともに、小部屋全体が大きく揺れ動きだしましたよ!

そしてついに震度5に到達!

部屋全体が前後左右上下に激しくガクガクとシェイクされ、モニターの中の映像は、ガラス窓が割れるわ、大きなタンスが倒れてくるわで、もはや大変な事態になっています!

地震体験車を外から見ていた時は 「おお、揺れてるな~」という印象でしたが、実際に自分が乗ってみると結構怖い!思いの他怖い!(汗)

体を硬くして揺れに耐えていると、次第に揺れは収まり、震度2ぐらいになった…と思ったら、そこからまた大きくガタガタと揺れだしました。よく覚えていませんが、当時もこんな風に、揺れが1回収まりかけた頃に再び大きく揺れたということなのでしょうか?

そしてようやく揺れは収まり、地震体験終了となりました。震度5と聞くとたいしたことなさそうですが、当時実家が地震で全壊して建て直しを余儀なくされたので、やはり相当な規模の揺れだったものと思われます。

東日本大震災から間もなく1年がたち、首都圏直下型地震も懸念されている今、あらためて防災について真剣に考えてみたいと思いました。

 

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