らくがき帳

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8月4日(日)

窓から空を見上げたら、太陽の周りに変な虹の輪っかが出ていたので、本気でびっくりしました、そんなりあですこんにちは。

「何だこれ!?」と、窓から身を乗り出して空を見上げたその瞬間、急にグラグラとした横揺れを感じたので、あわてて部屋の中に戻ってテレビの画面を見たら、宮城県で震度5強の地震が発生したというテロップが出ておりました。何ですかこの天変地異っぷりは!(汗)

とりあえずこの虹の輪っかが何なのか調べてみたら、上層の薄い雲に太陽光が反射した時に見られる「日暈」という気象現象だということが判明しました。今回は秋田市で観測することができたそうです。珍しいものを偶然見ることができてびっくりですよ。

地震の前兆だという説もあるそうですが、今回はまさにその通りでした。ちなみに地震が起きた後、30分ほどで日暈は消えてしまいました。

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その後は潟上市にある「潟上市役所 飯田川庁舎」へ。ここで「第31回 飯田川鷺舞まつり」が開催されるのですよ。

「鷺舞(さぎまい)」というのは、水田の上を飛ぶ「鷺(サギ)」の姿を模した舞いなのだそうです。寛文4年に神明社(現下虻川神社)が建立された時に、藩主佐竹義隆公の前で舞われたと言われている舞いを、昭和59年に伝承芸能として復活させたものが、この「鷺舞」であるとのこと。

飯田川付近の看板のイラストに「鷺舞」の絵が描かれていて、それを見るたびになんとなく気になっていたので、今回タイミング良く見に来ることができて良かったです。

「鷺舞」は4種類あり、イベントの中でそれらが順番に披露されます。これは「若竹幼児教育センター」の園児たちが音楽に合わせて大きな輪になって踊る「孫鷺舞」ですよ。

鷺を模した真っ白い衣装と、黄色いポンポンが可愛らしいですね。

お次は、飯田川小学校の女子生徒たちによる「子鷺舞」です。巫女さんのような衣装で、背中には白い羽根。袖口には鈴が付いていて、動くたびにチリンチリンと音が鳴ります。

舞台の正面の方では、違った形の羽根を身に着けた女子2人と、大名の格好をした女子2人が舞っていました。

続いて披露されたのは「新鷺舞」です。真っ白い鷺の格好をした男性と女性が、向かい合って近づいたり離れたりしながら舞を踊ります。

新鷺舞は仙北市の劇団わらび座が指導したものだそうで、舞いの中に農作業をする農民が登場するという、ややストーリー仕立ての踊りになっておりますよ。

リズミカルなお囃子の音色と歌声に合わせて、農作業の風景を模した踊りが披露されました。

最後に披露されたのは「親鷺舞」です。巫女さんのような衣装に、木製の真っ白い大きな羽根を身に着けた女性2人が、舞いを踊っています。

会場の端にはお殿様に扮した男性が座り、鷺が舞う姿を「アッパレ、アッパレ」と眺めておりました。

羽根を大きく広げた姿。本物の鷺を思わせるその姿と、赤と白の色合いが美しかったです。

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その後は能代市へ。3、4日の両日、ここでは 「天空の不夜城」を見ることができるのですよ。

元々、能代市の伝統行事である「能代役七夕」では、城郭型をした大きな燈篭が お囃子とともに町の中を練り歩くのですが、その昔は高さ15メートル以上あった燈篭が、電線などの影響で次第に小さくなり、今では最盛期の半分程の高さになってしまったそうで。

しかしそんな昔の巨大な燈篭を今の世によみがえらせたい!ということで、今回製作されたのが、この「天空の不夜城」なのです。

再現するために昔の資料を探そうにも、能代市は過去に2回も大火事が起こっていて、古い資料がほとんど残っていない状態だったそうなのですが、現存していた写真や文献などを探し出して、こうして完成させることができたそうです。

こちらがその天空の不夜城! 高さ五丈八尺(約17.6メートル)、重さはなんと15トン!上に行くほどどんどん大きく広がっている、なんとも不思議な形の巨大燈篭です!

連邦の白いヤツの燈篭もありました。造形が結構本格的ですね。前方のスピーカーからはガンダムの曲が流れていました(笑)

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出店でそばを食べたりしつつ待っていると、開始時刻になりましたよ。全部で3つの燈篭すべてに灯かりが点され、大通りをゆっくりと進んでいきます。

まずは先ほどのガンダムが、賑やかなお囃子とともに、ゆっくりと引かれてやってきました。

続いてやってきたのは、上部に大きなシャチが付いた城郭型の燈籠!

このシャチは可動式になっていて、こうして横に倒すことで、電線の下をくぐることができます。

最後はこちら!天空の不夜城です!暗闇の中を不思議なお城がゆっくりと進んでくる姿は、なんとも幻想的で現実離れした光景ですね。

近くで見ると本当に大きい!まるで本物のお城のような存在感がありました。

燈篭は、市役所交差点から城南町交差点までの片道1kmの区間を、2時間かけて往復していました。

沿道で座って見ていると、燈篭が通り過ぎてから戻ってくるまでの間、何も見るものがない時間が数十分間発生してしまうし、かといって燈篭と一緒に移動するには道路が混みすぎていて歩きづらいという問題があるのですが、「能代役七夕」や「おなごりフェスティバル」などの能代市のイベントは、なぜかみんなこういう形態なので、地域性だと思って諦めるしかないのかも。

何はともあれ、巨大な天空の不夜城は迫力がありました。今の燈篭(高さ9メートル)も大きいのだけど、その倍の大きさの燈篭はまさに圧巻!灯かりが点った姿も綺麗でしたよ。

そんな感じで、いろいろな物を見ることができた1日でした。

 

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