ソロ・クライシス


タイトル ソロ・クライシス
ハード セガサターン
ジャンル SLG
発売日 1998/01/22
定価 5,800円(税別) 
発売元 (株)クインテット
販売元 (株)セガ・エンタープライゼス


●STORY

昔、まだ大地が「本来の姿」であった頃。
人間たちは大地とともに繁栄し、神に感謝していた。

神はそれに応え、大地と人々に祝福の奇跡を与えていた。

しかし、やがて大地に人が満ち始めると、人々は祈ることをやめ、互いに争いはじめる。

次第に大地は荒れ果て、人々は退廃的になっていった。

嘆き悲しんだ神は世界を二つに分け、心正しき者を表の世界に、汚れた心の者を裏の世界に住まわせた。

表の世界は慈愛に満ちていたが、裏の世界は住む家もすぐに崩れ去ってしまうほどの過酷な世界であった。

神はそうすることで、裏の世界の者たちの改心を望んでいたのだが、彼らは過酷な世界を与えた神を呪い、やがてその心は「悪魔」を作り出した。

悪魔は裏の世界の住人を醜い魔物に変え、神の言葉が届かぬように魔物独自の言葉を与えた。

このままでは裏の世界の人間を救えないと悟った神は、表の世界の住人の中から指導者とシモベたちを選び出し、魔物の魂と肉体を切り離す力を与えた。
そして裏の世界に通じる「大地の門」を作り、彼らをそこに向かわせた。

悪魔もまた、神同様に指導者とシモベを選び出し、表の世界を我が物とするべく、彼らに進軍を命じた。

かくして、壮絶なる神と悪魔の戦いが始まった。


●感想

神VS悪魔という構図。
土地に建物を建て、人口が増えるとその分信仰度(SP)を得ることができ、SPを消費する事によって、雷を落としたり、木を焼き払ったり、土地を平らにするなどのさまざまな『奇跡』を起こすことが可能。

…と、ここまで聞いて、「あれ?」と思った人もいるかと思いますが、『アクトレイザー』のシミュレーション部分テイストが高いゲームです。

しかしソロ・クライシスは完全にシミュレーションゲームですので、地形やキャラの能力を生かした戦術が非常に重要になってきます。

フィールドは1枚の板のような形をしており、人間の住む表側と魔物の住む裏側の世界が存在します。

表の世界に山を作ると、その真裏は谷になったり、建てた建物が裏側にいる味方や魔物の建物に影響したりと、表側と裏側はお互いに干渉しあうので、その点を考えないと、あっという間に敵の策略にはめられることに。けっこう難しいです。

(余談:表側と裏側があって、互いに干渉しあうあたりで、『ガイア幻想紀』の空中庭園も思い出しました)

また、魔物との戦いの中で聞くことができる『魔物語(まものご)』を解読していくことも一つの目標です。
ヒエログリフを元にした(と思われる)文字が何を意味するのか考え、翻訳し…。

すべての魔物語を解読したその時、さらに過酷な戦いが幕を開けます。

(2002/01/08)


ソロ・クライシス

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