2006年5月4日・ドン製造編
思いがけず「ドン」の製造工程を見ることができたので、写真にとってみましたよ。(←地域によって「ポン菓子」や「爆弾あられ」等々 いろんな呼び方があるようです)
まずは鉄製の円筒形の釜に生米と白い粉(←何だろう?)を入れ、ふたをしっかりとしめて火にかけます。
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あとはひたすらハンドルをぐるぐると回して、休むことなく人力で釜を回転させ続けます。1回につき5分~10分はかかるし、出来上がったらまたすぐに次のドンを作り始めるので これは気が遠くなるぐらい大変な作業ですよ。私だったら1回分すら作れないと思います(汗)
ちなみに燃料はマキなので、ハンドルを回しながら 片手でパッカン!とマキを割って、炉にくべていました。
わくわくしながら待つこと数分。長時間熱せられ続けて高温・高圧状態になった釜に、細長くて円筒形をした金属製の網を取り付けます。
おじちゃんが首から下げた笛を口にくわえ、「ピーーーーー!ピーーーーー!ピーーーーー!」という 警告の合図を鳴らした直後…
ドンッ!!というものすごい音とともに、網の中に米が勢いよく打ち出されます。
大きな音が鳴るっていうのはあらかじめわかっていたのに、思わず「ビクッ!」と反応してしまいました(^^; それでも反射的にシャッターを切った自分をほめてあげたい(謎)
あとはできあがった「ドン」を箕にあけて、流れ作業でビニールの袋に詰めて完成。
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1回の作業でそんなにたくさんの量は作れない上に 出来あがるとどんどん売れていくので、休む暇なくまた次のドンが作られ始めます。
日が暮れた後も、ドンを作る音はずっと 花見会場内に響き渡っていました。