続いて『小安峡大噴湯』へ。
国道398号線沿いの駐車場に車を停めて、そこから長さ800m(標高差60m)の遊歩道を ひたすら降りていきます。
長くてくねくねと折れ曲がっている階段を降りて谷底にたどり着いてみたら、目の前にはこんな光景が広がっておりました。なんだこれ!?
右側の白いのは一体何かと言うと、岩肌から勢いよく噴き出す蒸気なのです。
先ほども書きましたが、この辺は温泉地帯なので、切り立った岩壁の間から蒸気とともにお湯が噴き出しているのですよ。その温度はなんと98度! 岩肌に近づけないようにちゃんとロープが張ってありますが、 とりあえず気をつけねばなりますまい。
反対側から見るとこんな感じ。
遊歩道のすぐ横を流れる皆瀬川が穏やかで平和そのものなのに対し、岩壁からは「ジューーー!」とか「ブシューーー!」とか 尋常ではない音がしているのがなんとも(笑)
ちなみにこの遊歩道は 北側駐車場そば(下流側)と南側駐車場そば(上流側)の 2ヶ所の入り口があり、どちらからも上り下りできます。
北側駐車場のそばには無料の「足湯」があり、階段の上り下りで疲れた足を癒すことができますよ。私も癒したかったのですが、タオルがないとぬれた足を拭くことができないなーと思ったので断念しました。 この他にも何ヶ所か足湯を見かけたので、小安峡に行く場合はタオルを持参するのがいいかもしれません。
長い階段を登ったり降りたりするのはいやだ!という人は、大噴湯のすぐ近く(北側駐車場と南側駐車場の間あたり)にある 『河原湯橋』の上へ行ってみるのがいいかと。
橋の上に立って下をのぞきこむと、真下に先ほどの遊歩道と真っ白い蒸気が見えます。
間近で眺める時のような迫力はまったく味わえませんが、なんとなく気分だけは味わえるかと。
ちなみにこれは、遊歩道側から見上げた橋の図。
関係ないですが、橋の造型ってなんか妙にわくわくしますな。いい感じの橋を見ると写真を撮る傾向があるので、もしかしたら私は橋が好きなのかもしれない。 (←思いがけず自分を再発見)