らくがき帳

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小安峡を後にし、お次は『川原毛地獄』へと。

なんだか尋常ではない名前なのですが、行ってみると一目瞭然! 草木一本生えず、白っぽい石だけがあたり一面に無造作に転がり、そこら中から不気味に白い煙が噴き出しているという、まさしく「地獄」のような風景が目の前に広がっておりました。

ここは恐山や立山と共に 「日本三大霊山」と呼ばれている山でして、「血の池地獄」や「針山地獄」などの地獄の名がついた136の場所があるそうです。

1,623年から1,966年までの344年の間、この場所では硫黄の採掘も行われていたそうですよ。

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川原毛地獄の中には杭やロープが張ってあり、それらで囲まれた場所が遊歩道になっています。

 

どっちを向いても殺風景な白い岩山。すぐ隣の山には青々と草木が茂っているというのに、この山のある場所だけがぽっかりと 異様な空間になっています。 なんだか、この世のものとは思えない風景ですな。

「一つ積んでは父のため…二つ積んでは母のため…」という 「賽の河原」を思い出す風景だなーと思いながら先へと進んでいたら、崖っぷちに石がそれっぽく積んでありました(汗)

 

あちこちから硫化水素ガスが噴出しており、硫黄のにおいが立ちこめている場所も多いです。今ならオナラをしたりゆで卵を食べたりしても、誰にもばれない自信がありますよ(謎)

しかし笑いごとではなく、このガスは有毒なので、立ち止まっていると命が危険な場所もあります。

 

かつては遊歩道だったけれども、近くから新たにガスが噴き出したせいで立入禁止になっている場所も多かったです。川原毛地獄、おそるべし。

遊歩道をずっと進んでいくと 「川原毛大湯滝」という滝があるそうですが、この遊歩道がかなり長い上に日が暮れてきたので、途中で断念して引き返すことに。

引き返す途中もどんどん日は沈み、あたりはあっという間に真っ暗になりました。ただでさえ風景は不気味だし、明かりもないし、足元も砂利道だし、おまけに上り坂だしでちょっと怖かったですよ。やはり川原毛地獄は明るいうちに訪れねばなりますまい。

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そんなこんなで、稲庭うどん、小安峡、川原毛地獄と、いろんなものを見ていろんな体験をした、本当に充実した一日でした。機会があったらまた湯沢市を訪れたいと思います!

 

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