らくがき帳

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続いていよいよ「天筆焼き」が始まります!

2個の大きなわらのかまくらの周りを取り囲むように、ぐるーっと係員によってトラロープが張られ、願い事が書かれた五色の旗を結びつけた「天筆」が運び込まれていました。

……去年はこんなロープは張っていなかったような…??

係員の人の話によると、何でも今年からえらい人が変わったので、こんな風にロープを張ることになったのだと言っていました。

天筆自体も、本来は子供たちが焼くものなのですが、危険だということで、係員がまとめて焼くことになったのだとか。安全性を重視したい気持ちは分かりますけれど、伝統行事をそんな風に変えてしまって良いものなのだろうか?

そんなことを言ったら、「火振りかまくら」も「竹打ち」も、危険だから開催できないという話になってしまうような気が…。理屈はわかるのですが、なんだかスッキリしない話です。

「天筆焼きをやらせてください!」と駆け寄って来た子供たちが、係員の人に断られて、説明を聞いてがっかりしている姿が、なんだかかわいそうでなりませんでした。

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そんな愚痴はさて置き、いよいよ右のわらかまくらに バーナーで勢いよく火がつけられましたよ!

そしてその火で天筆を焼いていきます。次々と旗が燃やされ、棒だけになっていく天筆の束。

続いて左のかまくらにも火がつけられ、こちらでも天筆が焼かれていきます。

次第に上へと燃え広がり、2本の火の塔となるかまくら。

時間とともに炎の勢いは増し、離れていても熱風が吹いてくるようになりました。ゴウゴウという激しい音も聞こえてきます。

 

燃える炎が広場を赤々と照らし出し、わらが熱を含んでまるで生き物のようにうごめいています。

舞い上がり、燃え崩れていく炎のかたまりは、火の鳥が舞い降りているかのようにも見えますよ。幻想的でありながらも荘厳な雰囲気で、目を離すことができません。

最後にはすべて燃え落ち、くすぶる火と煙の中には 支えの棒だけが残っていました。

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フィナーレを飾るのは冬花火! 夜空を彩る色とりどりの花火はどれも綺麗なのですが、特に最後の仕掛花火とスターマインが見事でした!

   

始めのうちは写真を撮っていたのですが、もはや写真どころでなく真剣に見入ってしまいましたよ(笑)

そんな感じで、大満足のうちに祭りは終了。かまくら、払田柵の冬まつり、太田の火まつりと、一度に3つも冬祭りを楽しめた1日でした♪

 

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