坂を下りていくと、目の前には田んぼがあり、その向こう側には茅葺き屋根の民家。家の横には大きな桃の木が花を咲かせていて、1本の細い道がゆるやかに曲がりながら伸びているという、まるで絵に描いたかのような光景が広がっていました。
写真ではその雰囲気を再現できないのが切ないですが(汗) 古き良き田舎の田園風景そのもので、非常に懐かしさを感じますね。
道沿いには桃の木が何本も植えられています。花のピークはちょっと過ぎてしまっていますが、きれいなふわふわした花が枝いっぱいに咲いていますよ!
文化4年(1807年)、菅江真澄がこの地を訪れた際に、桃の花が咲き乱れるこの集落を見て 「まるで桃源郷のようだ」と称えた上、その様子を絵に描いて旅行記に書き残しているぐらいなので、 当時もきっとこのように綺麗な桃の花が、枝いっぱいに咲いていたと思われます。
ツツジやサザンカ、八重桜などの花も咲いていますよ。
新聞や雑誌などで何度も紹介されているためか、平日にもかかわらず、周辺を散策している人が結構多かったです。みんな思い思いに村の風景を楽しんでいますね。