その後は会場内をうろうろし、14:30からの「比内鶏ダービー」の開始時刻を待つことに。
これは要するに競馬の鶏バージョンで、8羽のうち1等と2等になる鶏を予想するイベントなのですよ。「千羽焼き」や「かやき」などの対象商品を買うと「投票券引換券」をもらうことができ、それを会場内の事務局で「投票券」と交換できます。
事務局では、競馬新聞のごとく事細かに書かれた 「勝鶏」という紙ももらえますよ。
通算16回目となる今年の出走鶏は
1枠:キングオブクック
2枠:シワケニン
3枠:サウザンハイウェイ
4枠:ユーアイミニスター
5枠:クサナギメンバー
6枠:シルバーウィーク
7枠:ラリピー
8枠:エクリプス
と、やはり去年の世相を反映した名前になっています。ちなみに「エクリプス」とは「皆既日食」の事だそうですよ。
さて、この新聞の記事は全部冗談で書かれているので、予想内容自体はまったく当てにならないのは毎年のことですが、3年目ともなると、こちらも大体要領がつかめてきました。
この新聞で注目するべき欄は「厩舎」!そう、「走る鶏をハエタタキで誘導する人」の所属情報ですよ!
「司会」の女性は毎年必ずダントツのビリになるので、彼女が騎手である7枠の「ラリピー」はまず真っ先に除外。後は開発公社や白丁人、商工会、実行委員等々の名が並ぶ中から、上手いこと鶏を走らせることが出来る人を見極めなければなりません。これが難しい。
とりあえず8枠の「生産部会」の人なら普段から鶏と触れ合っていそうなので、これを選択。もう1個はどれにするか悩んだのですが、4枠の「JA」を信じてみることに。
…まあ、騎手係の人が祭りを堪能して、酔っ払ったフラフラの状態で登場したり、会場に現れずに別の人が代役で出たりすることも多いので、こうして一生懸命予想したところで役に立たない可能性も高いわけなのですが(汗)
とりあえずそんなわけで、4-8の投票券と引き換えましたよ!後は運を天にまかせるのみ!!
投票が締め切られると、ステージの前に「最終倍率」の表が貼り出されます。
このダービーの結果を見事的中させた人は、比内地鶏の肉を賞品にもらうことができるのです!もらえる肉のグラム数は、このオッズによって決まるわけなのですよ。
今年の一番人気は1-6、1-8、2-4、7-8の600g。逆に人気がないのは1-4の2,200g。まさに大穴ですな。ちなみに4-8は1,200gとなっております。
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ステージの上では、騎手の皆さんが順番に自己紹介と決意表明をしていきます。頭には鶏の被り物、手にはハエタタキを持っていますよ(笑)
そして箱の中に鶏が入れられ、出走準備が完了。騎手もスタンバイOKです。
いよいよファンファーレが流れ、ゲートオープンとともに各鶏一斉にスタート!!
とはいえ、走るのは競争馬ではなく比内地鶏。箱から放り出された鶏たちは、めいめいにあっちへこっちへと走るわ飛ぶわで、トラック内は大混乱!コースアウトして場外に脱走しようとする鶏もいる始末(笑)
そんな鶏たちを、ハエタタキで押して一生懸命誘導する騎手。鶏も騎手も必死です(笑)
7枠の司会の女性も必死に鶏を押しているのですが、やはり大苦戦している模様。鶏って近くで見ると結構怖いし、言うこと聞かないし、くちばしで突付かれると痛いから仕方ないですね。 (←その昔、実家で鶏を飼っていた人)
大混乱の中、ダントツ1位でゴールしたのは なんと4枠の「ユーアイミニスター」!
しかし、固いと予想していた8枠の「エクリプス」は苦戦中!「ユーアイミニスター」の後を走っているのは 「キングオブクック」と「シルバーウィーク」!
これは予想が外れたな…と思って半ばあきらめていたら、なんと「エクリプス」がここでものすごい跳躍を見せ、騎手を置いてきぼりにしたままゴール前でちょこんと待っているという事態に!
そして追いついた騎手と共に、見事ゴール!結果は4-8!!見事予想が的中し、比内地鶏の肉ゲットですよ!!やったー!!
そんなわけで、3年目にしてようやく手にした鶏肉がこちら!もちろん比内町産の放し飼い比内地鶏!200g入りの真空パックが冷凍された状態になっています。
オッズが1,200gだったので、肉は全部で6袋。大きな塊だったらどうしようかと思っていましたが、こうして小分けになっていれば、使う分だけ解凍して食べられるのでありがたいですね。
比内鶏ダービーも面白かったし、予想を的中させる事もできて大満足です!来年は当てられるかどうかわかりませんが、ぜひまた参加したいと思いました。