こちらは『なんでんかんでん』の「岩のりラーメン(900円)」です。このお店も大人気で、やはり30分待ちほどの行列ができておりました。
トンコツラーメンの上に白ごまとネギ、そしてたっぷりの岩のりがのせられています。海苔には「ラーメンロック」という文字がプリントされていますよ。紅しょうがは自分の好みでトッピングすることができます。
ちなみに「ラーメンロック」とは一体何かと言うと、『なんでんかんでん』の社長である川原ひろし氏が、氏神一番氏とコラボレーションして販売したCDアルバムのタイトルです(笑)
川原ひろし氏は福岡県出身で、元々はオペラ歌手になるため音大に進もうとしていたものの、受験に失敗して入学することができなかったそうです。
しかし音楽の道をあきらめることができず、Wけんじの前座歌手をつとめたり、春日八郎氏のライブの司会をつとめたりしながら、東京で芸能界デビューを目指す毎日を送っていたとのこと。
そんなある日、東京のラーメン屋は醤油ラーメンばかりで、博多ではごく普通のメニューである「トンコツラーメン」を出すお店がないことに気がついたのですが、「ラーメン屋」という商売自体にあまりいい印象を持っていなかった川原氏は、その時点ではラーメン屋を始める気はなかったそうで。
しかし、ある1軒のラーメン屋の店主との出会いによって「ラーメン屋」に対する印象ががらりと変わり、ついに自分の手で博多ラーメンのお店を作ることを決意。
その後、トンコツラーメンは人気となり、雑誌やテレビに取り上げられたり等と一躍大ブームに。こうしてお店は全国的に有名になったのです。
しかし、社長の本来の夢は「ラーメン屋になること」ではなく「歌手になること」だったわけでして。そんなこんなで、ラーメン屋として成功した今、こうして歌に力を入れている模様です。
そんな社長は今回のイベントに合わせて秋田に来ており、23日の13時からはステージの上で 「Mr.なんでんかんでん 川原ひろしオンステージ」が行われておりました。
曲の歌詞は割とギャグっぽかったりしますが、さすがにオペラ歌手志望だっただけあって、声質も声量もかなりのものですよ。
司会経験があるためか、トークもそこらの芸人よりもずっと上手でした。なかなかキャラが濃い社長ですな(笑)
さっきから社長の話ばかりですが、肝心のラーメンは細麺のトンコツスープで、正統派の博多ラーメンでしたよ。美味。ちなみに岩のりが入っていない普通の「ラーメン」は700円でした。