そんなわけで、予定通り行列がスタート!大きな狐のお面が飾られた台車を先頭にして、行列が商店街の中を進んでいきます。
行列の参加者は着物を着て、みんな顔に狐のメイクをしたり、狐のお面を頭に乗せたりしています。
金銀の華やかな裃を着て、錫杖を手に持ったこの狐は、行列の責任者である「裃狐」です。
男なのに女物の着物を着ている人がいるなーと思ったら、彼らは敵の油断を誘うためにあえて黒留着物で女装した「黒留狐」という役割の狐なのだそうです。
化粧をして着物を着たその姿がなんともまた怪しげで、まるで本物の狐が人間の真似をして化けているようにも思えてきますよ。
華やかな衣装に身を包んだ、可愛らしい子狐さんたちもたくさんいます。
笛や太鼓が奏でるお囃子のリズムも軽快です。演奏しているのは竿燈祭りの時と同じ曲のようですね。