今年はちょうど、なまはげ柴灯まつりが第50回を迎えるということで、特別記念行事として「なまはげ50匹勢揃い」も行われました。
男鹿市の各町内に伝わっているなまはげが会場の端に50匹ずらりと勢揃い……したのはいいのですが、やはり人だかりがすごすぎて、全っ然見えないという事態に(汗)
各町内ごとに、お面のデザインも色も大きさもそれぞれ違うし、ケラミノ(衣装)の編み方も違うのですけれど、それらを見比べるどころの騒ぎではなかったです。まるでコンサート会場のような賑わいですな。
最後は「護摩餅配り」が行われます。神官の捧げる柴灯火で焼かれた、神力が宿った大餅を切り分けたものを、なまはげが手渡してくれるのですよ。
護摩餅を配っているなまはげの図を撮影したかったのですが、なまはげ周辺にはオバちゃんたちが密集して、バーゲン会場のような事態になっていましたよ。 餅をもらって早々に退散……したかったものの、四方八方からギュウギュウ押されてしまい、密集ゾーンから抜け出すこともままならないという事態に(汗) やはり柴灯まつりは難易度高いわー(汗)
そんなこんなで、なまはげからありがたくいただいたのが、この「護摩餅」です。縦3センチ、横4センチ、厚さ1センチほどの大きさで、上と下の面が炭で真っ黒焦げになっています。乾いてカチカチになっているので、手にくっつかずに普通に持つことができますよ。
この「護摩餅」は食べるものではなく、災難除去の御護符としてご利益がある物なのだそうです。ありがたや。
なまはげが落とした「わら」は、頭に巻くと頭が良くなったり、病気をしないなどのご利益があると言われています。
巻くほどの長さはなかったですが、会場にわらの切れ端が落ちていたので拾って帰ってきました。
その後は会場内になまはげたちが散らばり、観光客の方々との記念撮影に応えておりました。
そんなこんなで、けっこう難易度が高い祭りではありましたが、それぞれの儀式の様子が興味深いし、間近で見るなまはげは迫力があるので、なかなか面白いイベントでしたよ。
機会があったらまた見に来たいと思いました。