らくがき帳

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1月24日(日)

大館市で開催された『比内とりの市』に行ってきました。

比内とりの市は、大館市比内地域の特産品である 「比内地鶏」の供養を行うと共に、五穀豊穣と商売繁盛を願う催し物なのですよ。会場には出店も並び、ステージではイベントも行なわれます。

毎年2日目にはいつも「比内鶏ダービー」が行なわれていたので、てっきり今年もやるものと思っていたら、今年はプログラムから姿を消していました。前年の世相を反映した、競馬新聞のパロディっぽい「勝鶏」というチラシが毎回凝っていて楽しみにしていたんだけどなぁ…。レース自体も競馬っぽくて面白かったのに。残念。

とりあえずお腹がすいたので、比内ベニヤマ荘のブースで 「比内地鶏丼(500円)」を購入。その名の通り、比内地鶏の肉を親子丼にした一品ですよ。

屋外のテントでは「比内地鶏焼き鳥(1本250円)」が販売されていました。うちわでパタパタと扇がれながら炭火で焼かれ、美味しそうな匂いがしています。

行列ができていましたが、買わぬわけにはいきますまい!てなわけで購入しました。美味。

会場には秋田犬がいました。この犬は、2012年にロシアのプーチン大統領に送られた秋田犬「ゆめ」の母親なのだそうです。名前は「ララ」だそうですよ。

こっちは子犬2頭。小さいしモフモフしているしおとなしいしで、みんなに撫でられまくっていました。

そしてこちらは比内地鶏千羽焼き!15メートルの長さがある鉄棒を使って、比内地鶏の肉を炭火でじっくり丸焼きにしています。

大きなハンドルをくるくる回して、肉の全面をまんべんなく焼いていきますよ。

こんがりとローストされた比内地鶏は、棒からナタでスパッと切り離されて、次々に運ばれていきます。

価格は半羽2,200円、1羽4,000円。毎年「すごく美味しそうだなー」と眺めつつも、「でも高いし、家まで遠いから着くまでに冷めちゃうしなぁ」と、購入するのをためらっていましたが、今年は思い切って買ってみることにしました!

以前「いつかビッグになる日が来たら、私もこの丸焼きを1羽買ってやるぞ!」と言いましたが、ついに買う日がやって来ましたよ! 結局全然ビッグになってないけど!!(汗)

そんなこんなで千羽焼きの行列に並び、1羽を購入!焼きあがった丸焼きは白いビニールの袋に入れた後、銀色の保温袋に入れて手渡されます。1羽の人はプラスチックの持ち手と留め具付き袋、半羽の人は平べったくて持つところに丸い穴が開いている袋でした。

購入する時に頼めば千羽焼きを食べやすいサイズに切ってくれるそうなのですが、今回は「丸ごと1羽」の状態で持って帰りたいので、切らずにそのまま持ち帰ることに。

その後、とりの市の帰りに私の実家に寄って、父と私と夫の3人で食べました。一見普通のローストチキンに見えますが、これは「日本三大美味鶏」である比内地鶏の肉!そこらのブロイラーの肉よりも断然旨みがあって美味しかったです。長い行列ができて、飛ぶように売れていた理由がわかりますな。これはぜひまた買いたいところ。

家まで遠いせいで、持ち帰る間に冷めてしまって、電子レンジで温めようとしたら大きすぎて入らなかったので、結局この写真を撮った後に、一口大に切ったり小骨を外したりしましたよ(汗) 丸ごと1羽の姿は今回十分堪能したので、次に買う時は一口大に切ってもらうことにしよう(謎決意)

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食べ物の屋台だけでなく、会場では様々な催し物も行われています。ステージの横に神殿が作られ、そこで「比内鶏感謝祭」が執り行われました。

比内地鶏の供養とともに全ての食鳥の霊に感謝するため、神楽の奉納などが行われます。毎日、様々なものの「命」をいただくことで 我々の命が紡がれているわけですな。 感謝の心は常に持たなければなりますまい。

その他には「曲げわっぱ太鼓」や「比内地鶏卵キャッチ」などが行われました。昨日は「人間比内鶏永唱大会」や「まちあわせハチ公ガールズ オンステージ」などのイベントが行われた模様。

これは「~大館の食と農を守る~ フードレンジャー」のステージイベント。JAあきた北青年部の方々が、小芝居を交えつつ 地産地消の大切さなどをPRしています。

6人のフードレンジャーは最後に 「フードレンジャー・チャグリン」の曲に合わせて踊っていましたが、「♪遠い国のたべものなんて アテになんない まにあわな~い いつも助けてくれるのは 新鮮 安全 国内産♪」という歌詞がなかなかインパクトがありました(笑)

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途中で一旦会場を離れ、大館市柄沢にある『産直処さんのう』へ。ここは『山王食品』が運営する、きりたんぽ・豆腐工房の模様です。

ここで「豆乳ソフトクリーム(200円)」を購入。ソフトがきめ細かくて、食べると豆乳の自然な甘みを感じます。豆乳の味が強すぎず、でもちゃんと豆乳の風味を楽しめる、ちょうどいい配分なのが良いですね。 濃厚なのにさっぱりしていて美味しかったです。

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比内とりの市の一番最後には「もちまき」が行われました。今年は会場を大きなネットで区切り、ステージに近いゾーンを子供+小さい子を連れた親のみ、その後ろがその他の大人たちという分け方をしていましたよ。

小さい子供の安全のためにゾーンを分けるのはまあ仕方ないか、と思ったのですが、いざもちまきが始まると、子供ゾーンにバラバラ撒いてばかりで、大人ゾーンには餅がほとんど飛んでこないという事態に。もうちょっと配分を考えてほしいんですけど…(汗)

そんな中、かろうじて飛んできた餅をなんとか拾い、2個だけゲットできました。いつもは5個以上取ってくる夫は、やはり餅が飛んでこなくて1個しか取れなかったそうです。残念。

ゲットした2個の餅の中に、景品の引換券が1枚入っていましたよ。「とんぶり1袋」と書かれています。

本部に行くと、大館市比内の特産品である「とんぶり」が1袋もらえました。普通に買うと150円ぐらいするものなのでありがたいですね。景品の種類はいろいろあったようで、比内地鶏の冷凍肉やお菓子などを受け取っている人もいました。

以前とイベントの内容がいろいろ変わっていてちょっと戸惑いましたが、そんな感じの比内とりの市でした。

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