らくがき帳

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水面の葉っぱを手でかき分けると、丸い葉っぱの下に長い茎が伸びていて、さらにその下の方に、まだ丸まったままの葉っぱが見えます。

 

いわゆる「じゅんさい」として食べられるのは、この水の中の「開く前の葉っぱの部分」であり、要するに若芽や若葉の部分なわけですね。

若葉の付け根を爪でプチンと摘み取ると、売っているのと同じような、見慣れた「じゅんさい」が収穫できました。

 

若葉全体が透明でプルプルした寒天質で覆われていて、これが独特のつるりとした食感を生み出すわけですよ。醤油や酢の物でシンプルに食べるもよし、 天ぷらにしてもよし、汁物や鍋に入れてもよしと いろいろな食べ方が楽しめる初夏の味です♪

最初のうちはなかなかじゅんさい自体を見つけられないし、摘もうとするとツルツル滑って逃げるしで、けっこう採るのが大変なのですが、慣れてくるとだんだんコツがわかってきて、順調に発見・収穫できるようになります。

そのうち、左手で棒を持って船を移動・停止しながら、右手でじゅんさいをぷちぷち収穫、なんていう芸当もできるように。何だか自分がベテランのじゅんさい農家のような気がしてきますよ。

ただひとつ問題なのは、体勢が結構辛いので、だんだん足腰が痛くなってくることでしょうか。

船が浮いているのは水の上で、じゅんさいがあるのはもちろん水の中なので、どうしても座ったまま前かがみにならないと収穫できないのですよ。これは普段使わない筋肉をかなり使いますね(←普段運動不足な人)

それでもじゅんさい採りはかなり楽しい♪ 採りごろのじゅんさいが何個か固まって生えていたりすると 「お宝発見!」って感じで喜んでしまいます(笑)

 

静かでのどかな環境の中、時間に急かされることなく マイペースでのんびりとじゅんさいを摘んでいきます。採ること自体が楽しくて、つい夢中になってしまいますな。

発見しては摘み、をひたすら繰り返すこと1時間。どれだけ採れたかなーとバケツをのぞき込んだら、なんとこれだけしか収穫できていないというミステリー。

やってみればわかるのですが、じゅんさい採りはかなり大変ですよ! 値段が高い理由が身にしみてよくわかりました。そして10リットルバケツいっぱい分なんて、 一体何をどうやったら採れるんだろう?(悩)

素人ゆえになかなか思うようには収穫できませんが、バケツの中を見たおばちゃんに 「あら、採り方が上手いわね」と 意外そうに驚かれたのでまあいいや(謎)

  ちなみに、じゅんさいの時期は6月~8月なのですが、6月ごろの方がじゅんさいを見つけやすいそうです。

実は前回、6月ごろにここに来ようとしたら雨が降ってしまって 結局7月になるまで来られなかったので、来年はぜひとも6月に訪れたいと決意してみたり。

 

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