会場内では、進藤冷菓や児玉冷菓などのババヘラアイスも販売されておりまして。
そういえば、進藤冷菓のサイトでも紹介されている、唯一美しいバラ盛り(ババヘラアイスを、バラの花の形になるようにコーンに盛り付けた物)を作ることができるという「橋本さん」は、こういう大きなイベント会場によくいると聞いたことがあるので、うろうろと探してみたところ、テレビや雑誌で何度か拝見したことがある姿によく似た売り子さんを発見!
彼女か!?彼女こそが噂の橋本さんなのか!?と、さっそくババヘラアイスを1個購入したのですが…。
……手渡されたのは、ごく普通に三角形に盛られたババヘラアイスでした(汗)
あれ?よく似た別人なのかなぁ…としばし悩んだのですが (←注:私は人の顔を覚えられないことで定評があります) でもどう見てもあれは橋本さん…だよなぁ…?と思ったので、アイスを食べ切ってしばらくした後、思い切って「橋本さんですよね?」と聞いてみたら、やはり彼女が橋本さんでした。
そういえば、私は重大なことを忘れていましたよ…。バラ盛りは普通盛りより手間も時間もかかるため、たとえ橋本さん本人であっても、お願いしないとバラ盛りにしてくれないということを!(汗)
そんなわけで、今度は「バラ盛り」でお願いしました。ピンクと黄色の2色のアイスを金属製のヘラでリズミカルにすくって、コーンの上に花の形になるように盛り付けていきますよ。
中心部分と外側が違う色になるように、綺麗に花びらを飾りつけていきます。
慣れた手つきで1枚ずつスイスイと花びらを作り上げていくので、「すごい!本当にバラだ!」と言いながら見とれていたら、橋本さんに「写メールを撮ってもいいよ」と言われました。 私が手に持っているのは携帯ではなくてデジカメなのですが、この際そんなことはどうでもいいですよ!とりあえず撮らねば! この芸術的な盛り付けっぷりを撮らなければっ!(謎)
最初に作ってくれたのが 「内側が黄色、外側がピンク」のアイスだったので、その逆パターンである「内側がピンク、外側が黄色」のアイスも作っていただきました。快く応じてくださる橋本さん。
そして出来上がったのがこちらのバラ盛りです! とてもアイスクリームとは思えない、見事な形ですよ!
ちなみに下の写真は、以前違う方に作ってもらったバラ盛りです。どちらもバラの花の形をしていますが、こうして比べてみると、橋本さんの作るバラ盛りの完成度の高さがよくわかるかと。
橋本さんの方には、花びらのシャープさというか、花としての「美しさ」がありますね。本当に綺麗な出来栄えです。お見事!
食べるのがもったいないですが、アイスゆえにそういうわけにもいかないので、撮影後に美味しくいただきました。
バラ盛りの噂を聞いた4年ぐらい前から探し続け、あきらめかけた頃にようやく出会えた橋本さん。伝説のバラ盛りを食べることができてよかった…。 むしろABSまつりに来て本当によかったー!(感涙)
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…と、普通ならここで満足して会場を後にするのですけれど、今度は一体いつ橋本さんに会えるかわからない…というわけで。
1時間ほどたった頃、後悔のないように、今度は「単色のバラ盛り」を、黄色・ピンクの両パターン作ってもらうことにしました!
ちなみに橋本さんに声をかけたら 「あら、さっきの…」と言われたので、しっかり顔を覚えられていた模様ですが、その辺は気にしない方向性で!(謎汗)
橋本さんいわく、「黄色単色」と「ピンク単色」では 黄色の方が綺麗なのだそうです。
先ほどと同じように、バラの花を作っていきます。こうやって見ると、本物のバラの花にしか見えないですな。
しばしの後、出来上がったのがこちらのバラ盛りです。素晴らしい。
黄色の花の方が完成したとき、「これは上手に出来た」と橋本さんも満足げでした(笑)
余談ですが、私が何度もババヘラを食べたり、大喜びで写真を撮ったりしていたせいか、「遠くから来たの?」と聞かれましたよ。
ババヘラアイス目当ての観光客ではなく、秋田に住むただのご当地ソフト好きで申し訳ない(謎汗)
何はともあれ、橋本さんは気さくな方でしたよ。バラ盛りの技術も素晴らしいです。まさに芸術品。もしまた橋本さんに会えたら、再びバラ盛りを作ってもらいたいと思います。
(※2013/07/13追記:橋本さんはその後進藤冷菓を退社され、現在は児玉冷菓で売り子さんをしているそうです)