その後はいよいよ「基地内見学」へ!見学バスに乗り込み、広い施設内を案内してもらいます。
バスが海沿いの道路に差し掛かると、海の上に浮かんでいる防災船が見えてきました。2隻が揃って勢い良く放水していますね。
バスの窓から、巨大なタンクが見えます。この秋田国家石油備蓄基地には地上式タンクが4基、地中式タンクが12基あり、タンクの容量は合計で4,484,000キロリットルもあるそうですよ。
タンクの周りの地面は深く掘り下げられているので、万が一タンクが破損して原油が全量流出しても、道路の方には流れ出さないのだそうです。
あっちにもこっちにも巨大タンクや太いパイプがあって、なんだか格好いいですな。
こちらは地中式原油タンクの最下部の実物大模型です。側壁のコンクリートは厚さ2.7mもありますよ。写真だとわかりづらいですが、とにかく巨大な壁です。
バスの中では、係の人がマイクを使って 各施設について色々説明してくれます。
石油備蓄基地について知る機会なんてめったにないので、なかなか興味深い話ばかりなのですが、さすがに私ももう若くないので、「ふむふむ、なるほど」と聞いた端から頭の中からどんどん抜けていってしまうという事態に(涙)
脳を活性化する方法の模索と、ICレコーダーの購入を本気で検討したいと思います(遠い目)
そんな自らの老いを痛感している間に、バスは目的地に到着しました。東基地にある地中式原油タンクの「TK-10」の前です。
案内にしたがって鉄の階段を登っていくと、タンク内部を見下ろすことができる場所に出ました!
タンクの高さは51.5m、直径は97m! ものすごく高い!そしてでかい!!…のですが、写真だと比較対象がないせいでなかなか迫力が伝わりませんな。
ちなみに左下に写っている小さな青い点が、人間の大きさです。現在このタンクは点検中なので空っぽですが、点検が終われば茶色い帯のあたりまで原油が注ぎ込まれます。