綱引きは全部で3回行われます。1試合20秒というスピード勝負で、1回戦は男性VS男性、2回戦は女性VS女性、3回戦は男女混合で行い、先に2勝した方が勝利となります。
まずは1回戦。赤いハチマキが秋田陣営です。
青いハチマキが岩手陣営。
秋田県 VS 岩手県の戦いの火蓋が、今切って落とされます!
司会の方が「『用意!』の合図で綱を持ち、ほら貝の音が鳴ったら綱を引いてください」と説明したので、地面に置いた綱の両側でスタンバイする両陣営。
しばしの後、「用意!」の合図があったのですが、その声とまったく同じタイミングで「プオォ~」と吹かれるほら貝。
合図の後に一拍置いてほら貝が吹かれるものだと思っていた秋田県側は、綱を引くタイミングが一瞬遅れ、その隙に岩手県側にぐいぐい引っ張られます。
あわてて立て直しをはかるものの、20秒はあっという間に過ぎ、岩手県が大差で勝利しました。おのれ!卑怯なり岩手県!
2回戦は女性対決。今度は「用意!」の合図の後、一拍置いてほら貝が…と思いきや、音が鳴らずに「…フシュゥゥ~」と空気の音だけが(汗) 何やってるんだほら貝担当!大事な合図なんだからちゃんと吹いてよ!
そんな感じで、うやむやのうちに綱引きスタート。両陣営とも力いっぱい引っ張りますが、力が拮抗していて全くの互角です!いい勝負だ!
どっちが優勢かわからないまま20秒が過ぎ、綱引き終了。結果は、わずか1センチ差で岩手県の勝利となりました。
この時点で岩手が2勝となり、岩手の勝利が確定しましたが、綱引きは予定通り3回戦まで行われます。
「用意!」の合図の後、今度こそほら貝が…と思いきや、またもや「…フー、フシュゥ~」と情けない空気の音だけが…(汗) もう!いい加減にしろよ!大事な真剣勝負なのに!
ストレート負けは避けたい、せめて1勝だけでも!という秋田県民の熱い想いが通じたのか、今度は秋田県が完全勝利! ようやく岩手に一矢報いることができました!
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決着がついたところで、両陣営の大将が、先ほどの標柱の場所に移動。勝利した岩手県の大将が、県境の標柱を真ん中から抜きます。
そしてそれを、秋田県寄りの台に移しましたよ。これで通算成績2勝2敗。完全にタイとなりました。標柱を移動しても、実際の県境の位置が変わることはないとはいえ、なんだか悔しいですな。
これに加え、負けた県は勝った県の県旗を1週間掲揚しなければなりません。今年は岩手県旗が横手市の県平鹿地域振興局に明日から1週間掲揚されます。なんたる屈辱。
来年こそは何としても秋田県が勝ちたいので、腕っぷしに自信のある方は、ぜひ来年の国取り合戦の綱引きに参戦していただきたい!どうかよろしくお願いします!
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最後は「もちまき」が行われましたよ。ステージからバラまかれるお餅をゲットしようと狙う大勢の人に混じって、懸命にお餅をキャッチし、なんとか4個ゲットすることができました。 柔らかくて美味しかったです。