らくがき帳

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2月1日(土)

秋田市中通の「エリアなかいち」にナウシカの王蟲が現れたというので、さっそく見に行ってきました、そんなりあですこんにちは。

これは秋田公立美術工芸短期大学の生徒が作った雪像で、高さ約2メートル、長さは約5メートルもあります!人の背丈よりも大きいので、かなりインパクトがありました。

真横から見るとこんな感じ。

正面から見たところ。今日の雨のせいか、王蟲の脚が何本か折れてしまっています。良い状態の王蟲を見たいのならば、早いうちに見に来たほうが良さそうですね。

王蟲のインパクトについ圧倒されてしまいましたが、広場には見事な氷像も飾られていました。左からペガサス、与次郎、スギッチ。

犬っこまつりの雪像や、かまくらなどもありました。

雪と氷のアートを間近で見ることができて面白かったです。

 

2月2日(日)

今日は男鹿市船越の『男鹿総合観光案内所』で開催された「第1回 冬まつり!」を見に行ってきました。

今日は朝から雨が降り続いていましたが、それでも大勢の人たちがイベントを見に来ておりましたよ。

このイベントは、男鹿半島にある「航空自衛隊 加茂分屯基地」が協力しているので、会場内には自衛隊の方がたくさんおりました。試着撮影会コーナーでは、本物の自衛隊のベストや防弾チョッキを着て写真撮影をすることができます。

この防弾チョッキが予想以上にずっしりと重い!前にも後ろにも鉄板のようなものが入っていて分厚くて、重さが10キロ以上ありますよ!

着てその場に立っているだけでも結構大変です。ドラゴンボールの重い道着(脱いだらズシーンと音を立てるあれ)が思わず頭をよぎりました(笑)

航空自衛隊の活動内容を紹介するパネルや、非常食の缶詰なども 展示されておりました。缶詰は牛肉やハンバーグ、赤飯などいろいろなものがあって、どれも美味しそうですね。

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さて、本日の一番の目的はこれ!自衛隊の軽装甲機動車(LAV)の試乗体験ですよ!

車の説明書きはこちらになります。軽装甲機動車って4速のオートマだったのか。知らなかった。

車の中はこんな風になっております。思ったよりも乗り心地は悪くないですよ。普通のトラックと同じぐらい?ちゃんとエアコンが付いているので、真夏でも安心ですね。

後部座席の後ろには、やや広めの空間があります。ここに色々積んだり、怪我人が出たら寝かせたりするのだとか。軽装甲機動車には生まれて始めて乗ったので、内部を見ることができて面白かったです。

最後に「搭乗証明書」までもらえました!わーい!

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続いて「スノーモービル試乗体験」へ。こちらでは、自衛隊の方が運転するスノーモービルの後部座席に乗ることができます。スノーモービルも乗るのは生まれて初めてですよ!

最初の1周目は割とゆっくり走ります。乗っている側からすれば結構スピード感はありますが、この時点では全然怖くないし楽しいですね。

「大丈夫であれば2周目からはスピードを出します」といわれたので、「大丈夫です」と答えたら、ここから急にスピードがアップ!エンジン音がさっきよりも大きいし、発進するときの衝撃も大きい!手すりにしっかりつかまってないと振り落とされそうで、ちょっと怖い! でもさっきよりもスピード感とスリルがあって楽しい!

3周目に入るときに「まだ大丈夫ですか?」と聞かれたので、このぐらいならまだ大丈夫かなーと思い「大丈夫です」と答えたら、ここからさらにスピードアップ!

手すりを全力でガッチリ握り、足をしっかり踏ん張っていても、発進の衝撃やカーブで振り落とされそうになるという事態に!(汗) 面白いんだけど腕の筋肉が限界!完全に限界ですよっっ!! 全然大丈夫じゃなかったーーーっ!!(←大後悔)

 

…そんなピンチに陥りつつも、なんとか落ちることなく、無事に最後まで乗っていることができました。

体感速度は80キロぐらいに感じたのですけれど、実際は20キロ程度しか出していないのだとか。スノーモービル恐るべし。でも面白かったです。ぜひまた乗りたい。

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体力を使ったらお腹がすいたので、観光案内所内の飲食コーナーで 「黒毛和牛カルビ丼(900円)」を食べました。

秋田錦牛の肉で作ったカルビ丼に 小鉢と漬物(いぶりがっこ)、味噌汁がついてきます。肉の味付けがちょっと濃い目(秋田県人好み?)でしたが、脂がのっていて柔らかかったです。

そして、さっきのスノーモービル試乗が、腕の筋肉に予想以上に負荷をかけていたらしく、食べている最中、手が老人のように小刻みにプルプル震えるという事態に(汗) 自分の運動不足っぷりをこんな形で実感するとは思いもよらず(遠い目)

会場にはなまはげもいましたよ。写真を撮っていいか聞いたら、ポーズを取ってくれました。

11時半からは「豚汁の振る舞い」が行われました。大きな鍋で作られた豚汁(約300食分)が、観光客に無料で振る舞われます。体の芯から温まるし美味しいですね。その後は「なまはげ太鼓演奏」が行われておりました。

そんな感じで、いろんな体験をすることができた1日でした。

 

2月9日(日)

1日に撮影してきた王蟲の写真をその日にTwitterにアップしたのですが、1週間たった今日、急にリツイートが激増(80RT→700RT)したのでびっくりしております、そんなりあですこんにちは。

一体なんでこうなったのか調べてみたら、どうやら 寒波到来で東京に珍しく雪が積もった →面白い雪像を作って写真をTwitterにアップする人が激増 →その流れの中で、私が1日に撮影した王蟲の写真も注目される…という理由のようです。

まあそこまでは別に良かったのですけれど、気が付いたらこの王蟲の写真をTwitter上で別の人に無断転載されて、さもその人が撮影した写真であるかのような扱いをされておりまして。

おまけにその無断転載をさらに無断転載する人がわらわら出てくるわ、ネタ画像系botにも転載されるわで、正直かなりげんなりしております。なんで楽しいはずのTwitterをやっていて、私がこんなに嫌な思いをしなければいけないのか。こんなことなら、Twitterに写真なんか載せるんじゃなかった…。

まあ、ぼやいていても仕方ないので、一体どうしたものかと思って調べていたら、Twitterのヘルプセンターの中に 著作権侵害について報告するフォームがあることを 説明しているサイトがありまして。そのサイトを参考にして、とりあえず手続きをしてみました。あとはTwitter社の返答&対応待ちですね。

ちなみにこの、秋田公立美術工芸短期大学の生徒が作った雪像は、その後の雨で残念ながら溶けてしまいました。切ない。かなりクオリティが高い雪像で、見ていて楽しかったので、感謝の思いをここに綴っておくことにします。ありがとうございます。

 

2月14日(金)

今日は仙北市角館町で行われた「火振りかまくら」を見に行ってきました!

火振りかまくらは2日間行われますが、初日は大駐車場が会場で、出店が出たり花火が上がったりと「観光客を意識したイベント」的な雰囲気です。2日目は出店等はなく、河原や広場などで各町内の方々が火振りかまくらを行う「地域の伝統行事」的な雰囲気です。

今日はイベント2日目なので、各町内の方々がやっている火振りかまくらを見ることができますよ。

そんなわけでさっそく河原へ。こちらが火振りかまくらに使う「炭俵」です。ススキを乾燥させた茅を編んで作られたもので、1メートルほどの長さの縄が付いています。

この炭俵に火をつけ、体の周りでグルグルと振り回し、無病息災や家内安全、五穀豊穣などを祈るのが、「火振りかまくら」という小正月行事なのですよ。

燃える炭俵は炎の塊そのもの!迫力満点です!炭俵を振り回す手をちょっとでもゆるめると自分の体に当たってしまうので、緊張感が半端ないですよ!でも楽しい!(笑)

自分の体のわずか50センチぐらいのところを炎の塊が回っているので、熱気を感じます。

私は2012年にも一度火振りかまくらをやったことがあるので、今回は低い位置でゆっくり大きく回すことができました♪

 

2月15日(土)

今日は大仙市払田で行われた「払田柵の冬まつり」を見に行ってきました。

国指定史跡の「払田柵跡」の前に「蝦夷ほたる」と呼ばれるミニかまくらがおよそ1,000個並べられ、夜になると中のロウソクに明かりがともされます。

広場いっぱいに揺らめくロウソクの光が、まるでホタルのように見えますね。あたりは幻想的な雰囲気に包まれていました。

会場では無料で豚汁や甘酒、おしるこなどをふるまっていて、体が芯から温まりましたよ。

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その後は大仙市太田町の「太田の火まつり」へ。このイベントでは、この地域の小正月行事である「雪中田植え」と「紙風船上げ」「天筆焼き」を一度に見ることができるのです!

さらに「東今泉八幡太鼓」の演奏や、冬花火の打ち上げなども行われるので、私は毎年のように見に来ております。

出発した時間が遅かったので 雪中田植えは既に終わっていました。(←どんな行事なのか気になる方は2009年の日記あたりを参照)

建物内ではちょうど「東今泉八幡太鼓」の演奏が行われていました。会場では甘酒や、太田産の「えだまめ呉汁」を無料で配っていたので、それらを美味しくいただきながら鑑賞。えだまめ呉汁は初めて飲みましたが、枝豆の風味がするさっぱりした味噌汁といった感じで美味しかったです。

会場内にはかまくらもありました。

こちらは「天筆焼き」に使われる、木と藁で作られた高さ5メートルの大きなかまくら。地元の方たちが古いしめ飾りなどを運び込み、藁の間から中に入れたり、根元に置いたりしていました。

今年は会場内に本部のテントがないな?と思ったら、風が強くてテントが飛ばされてしまい、設置できなかったそうです。今年の悪天候恐るべし(汗)

そしていよいよ「紙風船上げ」が始まりました。いつもならば紙風船の製作者やデザインについて1個1個紹介しながら上げていくのですが、今年は雪が降っていて風も強いので、紹介せずにどんどん打ち上げていく事にしたようです。

大きなバーナーで紙風船内部の空気を熱し、下部にある「タンポ」と呼ばれる、灯油を染み込ませた布玉に火をつけて、大空へと飛ばしていきます。

仙北市角館町で行われる「上桧木内の紙風船上げ」も これと同じ仕組みですが、あちらは紙風船が和紙で作られています。

こちらの太田町の紙風船はビニールで作られているので、ちょっと横風が吹くとバサーッと横に吹き飛ばされてしまう上、炎がちょっとでも当たると、あっという間に溶けて全部燃えてしまいます。扱いがかなり難しい代物なのですが、順調に打ち上げられて、大空へと飛んで行きました。

 

紙風船が全部打ちあがると、次は「天筆焼き」が行われます。先ほどの大きな藁のかまくらに火がつけられ、願い事を書いた「天筆」と呼ばれる短冊が燃やされました。ゴウゴウと音を立てながら燃える大きな2本の火柱が、会場を赤く染め上げます。

離れていても炎の熱気が伝わってきて、迫力がありました。

最後は冬花火が打ち上げられました。今年は雪と花火の煙で花火が見えづらかったですが、スターマインなどもあって綺麗でしたよ。

そんな感じで、冬祭りを満喫した1日でした。

 

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