海外版タイトル

海外で発売されたクインテットのゲームについての情報をまとめました。


ActRaiser

アクトレイザーは「ActRaiser」というタイトルで、海外でも販売されています。

日本版のロゴの綴りは「Actraiser」ですが、海外版は「ActRaiser」で、後ろのレリーフもひび割れているなど、色々違いがあります。
(余談ですが、コミック版の「アクトレイザー」のタイトルには、この海外版のロゴが使用されています)

主人公は天使や人間たちから「マスター(Master)」と呼ばれています。

海外版では、カサンドラに出現するピラミッドにあった「目」がなくなっています。

三角形やピラミッド+目の組み合わせは、キリスト教で「プロビデンスの目」と呼ばれるシンボルマークそのものなので、海外向けにグラフィックの修正が行われたようです。

同様に、クリエイションモードで表示される吹き出しアイコンも、十字架が差し替えられています。


Soul Blazer

「ソウルブレイダー」は、欧米では「Soul Blazer(ソウルブレイザー)」というタイトルに変更されています。

ロゴの色もオレンジ色になっています。

海外版では、人魚の女王のグラフィックが差し替えられていて、地底湖のボスのメデューサもポセイドンに描き直されています。
欧米基準に合わせて、露出度が高いキャラクターのグラフィック修正が行われたようですね。

ヒロインのリーサも、大人っぽい顔立ちに変わっています。
宗教問題に配慮したのか、祈りを捧げるように合わせられていた両手も描き直されました。

【日本版】

【海外版】


ActRaiser2

「アクトレイザー2」は「ActRaiser2」として、海外でも販売されています。

タイトルロゴは日本版と同じですが、起動時に表示されるエニックスのロゴの色が異なったり、タイトル画面の下段に「Licensed by NINTENDO」の文字があるなど、細かい違いがあります。

日本版ではバベルの塔の背景に六芒星がありますが、海外版は違う模様の魔法陣に差し替えられています。

像が持っている球体も、青くて小さいものになり、魔法陣の出現と同時に光る演出が加えられています。

【日本版】

【海外版】


Illusion of Gaia

「ガイア幻想紀」は、アメリカでは「Illusion of GAIA」、ヨーロッパでは「Illusion of TIME」というタイトルで販売されました。

日本版のテムとカレンとペギーが走っているタイトルバックとは全然違う雰囲気ですね。

海外版は主人公の名前が「テム」ではなく「Will(ウィル)」に変更されています。

エリックとリリィの名前は「Erik」「Lilly」のままですが、カレンは「Kara」、ロブは「Lance」、モリスは「Seth」、ペギーは「Hamlet」に変わっています。

教会の壁にある十字架も、海外版は石像のグラフィックに差し替えられています。

【日本版】

【海外版】

また、グラフィックが変更や修正をされていたり、遠景がいくつか新しく描き直されていたりするなど、他にも手が加えられている箇所が多いです。

【日本版】

【海外版】


Robotrek

「スラップスティック」は、北米で「Robotrek」というタイトルで販売されました。

日本版のロゴは、カラフルな工具や部品を組み合わせたポップなデザインなのですが、海外版は家電製品か企業のロゴのようなスマートなフォントになっています。

主人公とロボットの名前は7文字まで入力できます。


Terranigma

「天地創造」は「Terranigma」というタイトルで、ヨーロッパとオーストラリアで販売されました。
英語版、フランス語版、ドイツ語版、スペイン語版があります。

タイトルバックは日本版と同じく、藤原カムイ先生のイラストが使われています。

日本版はネオトキオに隠されているクインテットビルでクイズに挑戦して、正解すると賞品のプライムブルーをもらうことができるのですが、海外版はクイズが削除されています。

【日本版】

【海外版】

こうして見てみると、同じゲームでも、日本版と海外版ではいろいろな違いがあって面白いですね。

クインテットのゲームを楽しんでいる人が世界中にいると思うと、なんだか嬉しくなりました。


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